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企業の法務部の仕事はつまらない?現役の法務部員が正直に述べます

法務

あなたは、企業の法務部の仕事について、どんなイメージを持っていますか?

外出が少ないので楽」とか「書類仕事が多いのでつまらない」なんて印象があるかもしれませんね。

この記事では「企業の法務部の仕事はつまらないのか」について、現役の法務部員である筆者が意見を述べてみたいと思います。

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企業の法務部の仕事はつまらない?

企業の法務部の仕事はつまらない?

私の経験から言わせてもらうと、「法務部の仕事はつまらない」なんてことは無いです。

むしろ、非常にスリリングかつエキサイティングだと思います。

理由としては、ルーティーンワークといえる仕事が少なくて、いつも目新しい内容のものを取り扱っているからです。

例えば、法律が改正されれば、新しく変わった内容について勉強をしなければいけません。

また、契約のチェックを行うにしても、相手が違ったり、取り扱う製品が違ったり、相手との力関係が違ったりするので、「いつも異なる状況」の中で仕事をしなければいけません。

このような法務部の仕事は、新鮮味はあっても、同じ仕事が続いてつまらないなんて感じることは無いんじゃないかと思います。

会社によっては、経験の浅い法務部員は、契約チェックをする際に「自社のひな型の契約書から違う部分を見つけるだけ」の仕事をやっているかもしれませんね。

それはさすがに単調だと思いますし、つまらないと思っても仕方ないかなと思います。

人によっては法務部はつまらないかも

ただ、人によっては、「法務部の仕事はつまらない」と感じる人もいるかもしれません。

その理由としては、次のような理由が考えられると思います。

  • ひたすら契約書を読む毎日の法務
  • 商売をしている実感が無い法務
  • 面白さよりも正確さの法務

【つまらないポイント1】ひたすら契約書を読む毎日の法務

【つまらないポイント1】ひたすら契約書を読む毎日の法務

法務部の仕事は、とにかく契約書を読みます。

毎日毎日ひたすら契約書を読み続けます。

もちろん、契約書以外のものも読みますし、契約書のチェック以外の仕事もやります。

だけど、仕事の大半が契約書を読むことのように思われます。

少なくとも、私が勤める会社の法務部員は、仕事の9割ぐらいが契約書のチェックのような気がします。
(他社の法務部は違うのかもしれませんが・・・)

そうすると、「契約書を読むよりも人と商売の話がしたい」とか「外出して色々なところに訪問したい」なんて思うタイプの人には、法務の仕事は合わず、つまらないと思うかもしれません。

【つまらないポイント2】商売をしている実感が無い法務

法務部員は、商売をしている実感を持ちにくいです。

商品の注文や受注といった業務はせず、延々と「売主は、納期遅延が起きた場合は損害賠償を行うものとする」みたいな契約書の文章を読み続けているのですから、当然ですよね。

また、来る日も来る日も契約書という「紙」を見続けるので、自社が取り扱っている製品についてもイメージを持ちにくかったりします。

契約書というものを通してしか自社やビジネスを見ることができない法務部員にとっては、商売を行っている実感や、モノづくりに携わっているという実感を持ちにくいのです・・・

【つまらないポイント3】面白さよりも正確さの法務

法務部員は、契約書のチェックももちろんそうですが、社内外の人と話すときも正確に話すことが求められます。

営業部の人から「契約書をチェックしてほしい」「契約書を作ってほしい」などと依頼されたときも、定めるべき条件を正確にヒアリングし、作業が完了したら、リスクとなるポイント等を正確に伝えなければなりません。

あるいは、訴訟の対応などをする際、社外の弁護士と関わる際にも、とにかく正確に情報を伝える必要が有ります。

つまり、営業職の人がやるような多少風呂敷を広げた話はできませんし、面白おかしく話をすることもできません。

変な推測や、楽観的観測を排除して、事実を淡々と話さなければいけない法務の仕事は、人によってはつまらないと感じてしまうのかもしれません。

まとめ

私自身は、法務の仕事がつまらないと感じたことはありません。

ただ、法務職というのは「人を選ぶ仕事」であることも確かだと思います。

そういった意味では、法務職に合わない人がいて、そのような人からすれば「法務部の仕事はつまらない」と感じることはあるのかな、と思います。

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